アトリエのアクアリウムご紹介
2014年 11月 24日
アトリエTODAYの
アトリエの水槽と自宅の60cm水槽の魚と水草を一緒にしました
今、アトリエでは、一般クラス在籍の女性が水草と魚の絵を熱心に描かれています 彼女も以前、水草水槽に凝っていたとのこと
しかし全般に園芸などは、女性が多く、 アクアリウムや盆栽は、男性が多いのはなぜでしょうか?
成人男性や子供達、芸術系の人たちは、小さな水槽の中に、容易に地球の自然や小宇宙を創造し癒しを求めるのかもしれません
来年夏は、懲りずに一般クラス、児童画クラスで「鯉」をモチーフに写生の予定また大型水槽をセットし、鯉を久しぶりに飼ってみるのを今から楽しみにしています(「また変なものはじめるのか〜」と周囲からもうブーイング=ご心配なく。絵を描き終わったあと、もうすでに引き取り手が決まっています)
アクアリウムご紹介
アトリエでは、主に児童画クラスの絵のモデル用に
いろいろな生き物を準備して
その写生風景をこのブログでもたくさんご紹介してきたのですが
今回は、動物ではなく、
水草水槽(アクアリウム)をまた約十年ぶりに本格的にはじめてみたので
休日を利用してご紹介します
絵を目的にこのブログにご訪問された方、ご興味のない方はスキップして下さい
今日やっと、ほぼセット完了した自宅の90cm水槽
(本当は120cm水槽にセッティングしたかったのですがスペースの関係で断念)
今回、水草の大半は、自家産の水草なのですが
どうしても昔の水槽のようなメインの水草が欲しくて
今回、やっと見つけて購入した
画面左の水草「エキノドルス デナリージャングルスターNo.1」と
右下の「エキノドルス レッドスネーク」
すごい名前のアマゾン(ネットのアマゾンではなく、ブラジルのアマゾンです)の水草の改良品種です
これから、どれだけ大きく伸びるか楽しみです
そのため、従来の水槽の規格より背の高いものにしました
ヨーロッパ・オランダでは、
熱帯魚を飼うのが目的ではない、
水草を植えて楽しむ「ダッチ・アクアリウム(オランダ式水草水槽)」の世界を発達させました
オランダはもともと園芸の盛んな国ですが
冬でも自宅で緑を楽しみたいと
額縁に入れた絵画のように
水草を水槽に植えて楽しむ独自のアクアリウムの世界を生んだのです
ご存知、オランダはフェルメールやレンブラント、そしてゴッホなど多くの著名な画家を輩出した国
現在の静物画や風景画などを絵画のジャンルとして、中世ヨーロッパの時代にいち早く確立させたのもオランダです
アクアリウムの世界も絵画の世界と通じているのではないかと思います
下の写真は家庭やオフィスにある、オランダの大型水草水槽
水草が水槽内の水を浄化し、光合成を行って酸素を出し
魚やバクテリアが呼吸して、排泄物や老廃物を残し
またそれを水草が栄養にして成長し循環する
地球本来の自然環境と同じにするという考え方です
まったくレベルは違うのですが
アトリエTODAYでも
今まで水草用の水槽を何度か設置してきました
下の写真は今年のアトリエの第三制作室に設置した45cm水槽
真夏にセッティングしたので、コケが増え失敗
今春、一般クラスの4月のスケッチで
大和郡山城址公園に行き
たまたま、特産の金魚を買って帰ってアトリエの水槽に入れていると
金魚が大きくなってきて
一回り大きな45cm水槽に入れ換えようと計画
その前に
エビをモチーフに児童画クラスの写生をテーマに予定していたので
水草とエビを買ってきて久しぶりにレイアウトしてみました
今回、水草水槽を本格的にセッティングをしてみて
以前とは大きく違っていてびっくり
まず水槽の照明がLEDに変わり
水草の種類もずいぶん増えていました
水槽の底に敷く砂も
水草用には天然の土を加工した「ソイル」などという底床が主流となり
育成がとても楽になりました
濾過装置など水槽用品を発達させたのはドイツで
濾過装置のシステムは、新しいものもたくさん出ているのですが
構造がシンプルで濾過能力が高く、デザインも昔から変わらず、大変長持ちして評価が高いのがこの外部式フィルターのエーハイム・クラシックです
自宅では20年以上、濾過装置にエーハイムの2215使っていますが、少し異音が出てきた程度で元気に運転中です
電車などの模型のメーカーが作り出した製品です(下の写真は現在の製品の2213)
熱帯魚ショップはどんどんなくなっているのですが、
水槽、濾過装置、照明器具など高性能になって、大変安価になり、
手に入らないドイツ製品や生体、水草までもネットで簡単に注文できるようになりました
この点も以前とは全く違うところです
(ただし、気をつけないと
あれもこれもと購入してしまい、
結局、設備投資が思わぬ高額となってしまうので注意が必要です!)
その中でも、また一番驚いたのは
「コケがつくようなら、毎日、全部換水してもよい」という考え方です
以前は、換水は1週間ないし2週間となるべく間隔を決めて、
3分の1か4分の1の水量の定期的な部分換水が、バクテリアの繁殖のためにも望ましいとされていたように思うのですが
最近の専門雑誌では
換水を頻繁にしたほうがよいという説明でびっくりしました
また濾過装置がしっかり働いているなら全換水でも構わないという方法です
十年ぐらい前までは、毎日換水を行う飼育方法は熱帯魚のディスカスぐらいでした
下の写真は現在の自宅での制作途中の約1ヶ月経過の水槽
大半の水草と魚は、アトリエと自宅の元の水槽からの移植です
オランダのようなきれいなレイアウトや
最近日本で流行の自然を模したレイアウトでもなく
あるものを使って
水草の特性を生かしてバランスよく植えただけの昔ながらの水槽レイアウトです
45cmのアトリエの水槽は、夏前にはじめたため
LEDの照明と液体肥料の添加と夏の高温で
バランスをくずして失敗
コケの大発生で困りましたが
失敗のおかげで
今回の90cm水槽は
照明と底床肥料のみで育成
コケも発生せず、今のところ順調です
いつのまにか、前の60cm水槽の中で自然繁殖して、現在12匹の大家族となった、コリドラス・ステルバイ
10年ほど飼育しています(水草水槽で住みづらいと思います)
たくさん増えた手前左の気難しい水草、クリプトコリネ・ペッチー(?)も
移植しても葉が溶けないのは
もう10年以上育てているからでしょうか
ようやく金魚を入れたアトリエ第三制作室の現在の45cm水槽
中には、自宅で成長して20年ぐらい経つアヌビアス・バルテリー(現在の名称は ナナ?)を移植
その他、すぐに増えるので、この水槽にやむおえず隔離したメスのグッピー(ブルーグラス)
by a-today
| 2014-11-24 18:03
| ペットGallery☆
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